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オデッセイア 名声と永遠の命を求めて

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先ほど多分?BS朝日で、「オデッセイア」ホメロス著(著作?語り聞かせだったのかな?)を観ました。
ギリシャ神話、ローマ神話、日本神話・・・世界の神話は妹のとっていた幼児用の絵本(全部で数十冊あったと思う)から知って、その後他にもいろいろ本を買ってもらって何度も何度も読みました。
でも小学校低学年の頃なので、細部など驚くほど忘れてしまってる~~~

「オデッセイア」は、私の印象では、「なんでこう長々と旅をしてるのか?もっと早く戻ればいいのに・・・全く誘惑に弱い勇者だ」って感じ?
今日観て、おおよそはそんな感じではありました。
でも、その物語のテーマは全然わかってませんでした。
名声を得、永遠の命を得ることを探す旅だったのですね。

確かに命を失うその時は恐ろしいと思います。
私の場合、死ぬ事そのものより、死ぬ時生死の境をさまようのが怖いんですが。
でも、永遠の命って欲しくないなあ~~~。
名作「ポーの一族」萩尾望都著を読み直して、一番怖かったのは、
一人歳をとらず、知っている人が誰もいなくなっても
一人きり長い長い時間を越えていく孤独感でした。
私は群れるタイプではありませんが、それでもやっぱり根っこでは羊の一匹でいたいのですね。
 
年齢を超えた友達も持つことが出来るでしょうし、
孫やひ孫は可愛いものでしょう。
 
でも、大方の若い世代は年寄りには関心を持たないでしょうし、
共感しあえる機会を持つことは、意外とまれなのではないかしら・・・
たった30とか50年とかの違いでさえそうなのに、100年も200年も違う世代の、たった100歳も生きていないヒヨッコ達と例えば300歳の自分が、同じ舞台で共存できるものなのかしらね?
あ~~、ムリムリ・・・って思っちゃう。
それに加齢臭だって相当じゃない?
細胞自体が古くなってるのだから、一見若く見えて歳をとっていなくて、そして形が美しいとしても
どこか異様な、古びて崩れかけた影があるのでは。

やはり長くてせいぜい100年ほどの寿命を大切に生きるのが、楽しい事なのではないかしら。
あれこれ望まず、今日を楽しんで過ごすことが、
贅沢なのではないかしら。
ってか、どうもそれが、ホメロスの言わんとしていたテーマらしいのだ。(BS朝日の番組の解説で)
こういう番組観るの、結構好きです。
 

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